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生食&手作り食のすすめ

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ブームを呼んでいる生食

今、生食をとり入れた食事のあり方が人の世界でもペットの世界でもブームを呼んでいます。
生とは、英語で Raw(ロー)といいます。
生食とは、加熱せずに食材そのままをいただくという食事のスタイルです。

生食という食事のスタイルは昔からあった

生食バンザイ!ペットに生食?
と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょうが、生の食物を与えることは何も新しいことではありません。

「ねこまんま」「みそ汁ぶっかけごはん」「残飯」をあげること。 これは一世代、二世代前には当たり前の食事のスタイルでした。 野菜のくず、肉、魚、その他もろもろ、たくさんの種類の食材をペットは普段から口にしていました。 細かく切っただけの生野菜や果物だって、普段から食べていました。

そして、この昔の時代に生きたペットたちの食事のスタイルこそが、生食の良さを自然と利用した食事法でもあったのです。

それでもペットは元気だった

現代に生きるペットたちは、完璧なまでの栄養管理を求められがちです。
タンパク質が○%、炭水化物が○%、ビタミン・ミネラルが○mgというように。

一見したら、これがペットに対する最高の「愛情」のそそぎ方なのかもしれません。 だからこそ、先程の「人間の残飯」をという食事のあり方は、今ではタブー視されるわけです。 栄養バランスがしっかりしているペットフードが一番いい!といわれる理由はここにあります。

でも、ちょっとここで感じていただきたいのは、昔のペットは残飯処理係だったけども元気だったということ。

  • 外で人間の残り物をいただくノラ猫
  • 毎日、汁ぶっかけごはんをもらう犬

こんな、一見すると栄養の偏ったようにみえる食事をとりつづけているペットたちでもみんな元気でしたよね。 病気知らずのわんちゃん・ねこちゃん達だって、たくさんいましたよね。 ちょうど、私のおじいちゃん・おばあちゃんにあたる世代の方に話を聞くと、みなさん口をそろえてこう言われます。

  • 「昔飼ってた犬は人間の残り物ばっかり食べてたけどね」
  • 「それでも一回も病気したことなかったし、元気だったよ」
  • 「今の犬はぜいたくやのぉ」

「うん、うん、私のおじいちゃん・おばあちゃんも、同じようなこと言ってる。」
と納得できる方も多いでしょう。

今の犬が贅沢かどうかは、その時代、その時代のペットに対する価値観なり、位置づけなりでかわってきますが、昔の犬や猫が今以上に元気だった、丈夫だったというのは事実だと思います。

生食の長所

生食とは、できるだけ加熱をしない食材だけを使った食事スタイルのことです。

食物に含まれる酵素は、46℃以上の熱で破壊されます。酵素に限らず、ビタミンやミネラル類も、熱に対してはとても敏感な栄養素です。 "生"で食べることの良さは、食物に含まれるビタミン・ミネラル・酵素をそのまま吸収できることにあります。 酵素には、タンパク質・脂質・炭水化物といった栄養素を分解し、体内代謝を円滑にすすめる働きがあります。

酵素例えば、

  • タンパク質を分解するぺプチターゼやプロテアーゼ
  • 脂質を分解するリパーゼ
  • 炭水化物を分解するアミラーゼやグルコミラーゼ

などがあります。

これらの酵素の働きによって、食物の栄養素が体内に吸収できる最小単位の大きさにまで分解されるのです。 生食の良さは、こうした“酵素”の恩恵をそのまま受けることができるところにあります。

生食は消化されやすい

酵素によって早く効果的に食物が分解されることは、消化器の負担を減らすことにもつながります。

「ナマ」のものをあげることに抵抗を感じている飼い主さんも多いようですが、 実は動物達にとっては生のフードが最も消化しやすく、胃に入って4〜5時間で腸に達し、 その後すぐに食物からのエネルギーを得ることができます。

一方、一般に市販されているペットフード、特にドライフードは、胃内の停留時間が長く、 食べてから消化・吸収するまでに約半日かかります。消化に時間がかかるのは、 それらを分解するための酵素が十分にないから。 体中に信号を送り、体中で酵素をつくり、体中から酵素を集め…そのプロセスに時間がかかるのです。 時間がかかるだけならまだしも、このような食事では、身体のエネルギー源になるどころか、 酵素をつくるためにかえって余分なエネルギーを使い、身体に負担をかけることになってしまいます。

生食は消化されやすい本来の動物たちがもつ本能的な食事のスタイルは、野生動物たちをみてもわかるように、生食が理想的なのです。 本来は、"生"のものを消化するように動物の胃はできていると考えてもいいでしょう。 それが最も自然な食事法だと、私は思います。

ペットフードに添加されるビタミン・ミネラル

市販のペットフードの原材料表示のところに、必ずもってビタミン・ミネラル類と書かれているのにお気付きですか。

ドライフードの加工過程では、150〜160℃の熱処理がされます。46℃以上の熱処理は、食物に含まれる多くの酵素とビタミン・ミネラルを破壊してしまいます。ですから、この不足分を補うために様々な種類のビタミンやミネラルが、フードに添加されているのです。

しかし、ここでまたひとつ疑問に感じていただきたいことがあります。 最終的な完成品には、いったいどれほどの栄養素が残っているのかということ。 いくらビタミンやミネラルを添加しても、加工過程で再び熱が加われば、そこでまた破壊されるのは同じこと。 言いかえれば、いくらビタミン・ミネラルをフードに足したとしても、実際にペットが摂取できるビタミンやミネラルの量は、どれほどのものかわからないということ。

栄養素というのは、口にして吸収され、エネルギーになり身になってはじめて意味のあるものです。 食物が本来持つ酵素やビタミンを破壊することなく、まるごと有効利用するためには、加熱調理せずに生のまま食べるのが一番良いのです。

私たちの一世代、二世代前に生きた犬や猫たちが、人間の残り物だけの栄養バランスが極端にかたよった食事をしているにもかかわらず、 病気知らずの健康なままでいたのも、キーワードは「生食」だったのです。

現代のペットには病気が多い

最近のペットには、あまりにも病気の子が多すぎる。 これは、いつも私が主張している事。

現代のペットには病気が多い先天性のものなのか、後天性のものなのかわかりませんが、特に、皮フ病・アレルギー・ガン・腎臓病・心臓病・歯周病 といった慢性の疾患が多いように感じます。 「ペットにもアレルギー」「ペットにもガン」、この話をすると決まって飼い主さん達は、

「人間といっしょですね」

と口にします。まさにその通り。人間と同じ経路をたどっています。人間社会で問題になっている病気がペットにも…。まさかペットには…と思われていた病気が実際に・・・。

人間社会でもこうした時代の背景には、「食事の問題」にあることが主張されています。 健康食品・自然食品が流行るのもその裏付けです。「食のあり方を見直す」「体にとって、いいものを食べる」という考えは、何も人間だけにあてはまることではありません。

ペットも同じことが言えます。
ペットは自分で自分の食べ物を選べない分、飼い主側がしっかりとした知識と認識をもって、選択してほしいものです。

獣医師として手作り食をすすめる

私個人としては、ペットへの手作り食をいつもすすめています。

初めて犬を飼う人にも、老齢の子にも、健康な子にも、病気の子にも、 飼い主さん側が興味を持って私の話を聞いてくれる以上、獣医師からみた手作り食の良さを精一杯お伝えしています。

今ここで"生食"の良さを中心に書いてきましたが、「ペットの食事」のなかで、何も"生食"だけがすべてではありません。 最終的に、"生食"というものを自然な形で受け入れられるようになるのが理想的なのですが、それまでの道のりは、飼い主・ペットそれぞれ方法が異なります。 そのペットの性格・体質・体調なり、飼い主さんの意向なりをふまえた上で、調理法や食材の選択などを含めた食事プログラムを考えていく必要があると思います。

いくら「人間の残飯」のみでペットが元気だったとしても、栄養学的に、獣医学的に、足りないと思われる栄養素は、アドバイスし補足していくべきだと思います。

動物にも自然治癒力があります。食事の改善だけで、全てがうまくいくわけではありませんが、今まで多くの動物達と接してきて思うことは、『ペットの食を見直す』たったそれだけのことで、身体はいかほどにでも健康になる可能性を秘めていますし、自然治癒力を引き出させる助けになるということ。 毎日のことだからこそ気をつけてあげたいですし、そのアドバイスが少しでもできればうれしいですね。

今後も個々のライフスタイルに合わせた食事スタイルの提案を、獣医師という立場からしていきたいです。

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